2017年12月16日土曜日

Fatboy Slim INCREDIBLE ADVENTURES in BRAZIL(2008)

Fatboy Slim にこんなCDがあったことを知らなかった。DVDがついているようだし500円だった。発見して1回目はスルーしたのだが2回目に行ったときもそこにあったので買って帰った。

2008年のブラジルでのライブパフォーマンスらしいけど、国内盤は出ていない?

2006年の「Fala ai!」を持っていればいらなかったかも…って思ったけど、これはこれで初めて知るトラックもあるし楽しめた。ぷっちょっへんざぽっぶらずぃる!

付属DVDがブラジルのノーマン・クックを追いかけた80分お祭りホームビデオw 気分が落ち込んだときぼーっと見てるとなんとなく元気になれるかもしれない。

ブラジル人のお祭りでの熱狂ぶりを見ると、日本夏祭りとは見た目が違いすぎるw 国民性の違いがすごい。ジーコ監督もリオのお祭りのたびに帰国してたな。まさみはいつかリオでカーニバルを見たい!踊りたい!って言ってたな。

京都祇園宵山や博多祇園山笠みたいだけど、DJが載った山車が通りを巡幸することはない。それに全員パリピ。半裸で踊り狂うねえちゃんたち。日本の祭りもかつては若い男女を出会わせることが目的だった。ブラジルみたいに祭のたびに半裸の男女が体を重ね合わせれば日本も少子化とは無縁だったはず。

2017年12月15日金曜日

長澤まさみ「都市伝説の女2」(2013)全7話を観た

「都市伝説の女」(2012 春)を見返したついでに、「都市伝説の女2」(2013 秋)を見る。
もう4年経っているとは信じられない。このドラマが現在まで続く長澤まさみのイメージを確立した作品ではなかったか?
覚えていることといえばPerfume「Sweet Refrain」を踊るエンディング。これはかなり出来が良い。
昨年、新垣結衣の「逃げ恥」ダンスが席巻していた時期に再注目された。
まさみの手足の長さ、スタイルの良さ、プロポーションの完璧さ、ダンスの素養の高さを世間に知らしめた。
FBIで活躍し帰国、非科学事件捜査班を立ち上げた音無月子、さらに都市伝説への情熱を燃やす。自己中心的マイペースさで傍若無人に捜査現場をかき回す。

まさみの美脚はさらに輝きを増す。髪色はやや暗くなった。髪も伸びた。Part1よりもこちらのヘアスタイルのほうが好き。
このPart2では長澤まさみのコスプレが見どころ。ももクロ、セイラさんコスプレで話題を振りまいた。
この音無月子というキャラ、「曲がれ!スプーン」の米ちゃんアップグレード版。「事件のカギはUFO!」とか言うちょっと痛い子。だが、月子は超有能。

Part1では宇津井健演じる謎の老人が全体のストーリーのカギを握っていたりして、1本のスジが通っていた。だが、なんとたったの7話で終了したPart2は、各回が自由すぎた。
特に第3話「13日の金曜日」と第7話「吸血鬼」のドラマとしてのクオリティがあまりに低く、どうみても芝居がその場でテキトーアドリブにすら見える。
もうちゃんとしたドラマを作ることは放棄して悪ノリコントドラマへ方向転換したのか?
これ、今回調べてみたら福田雄一脚本だった。あぁ、それならば納得w
ドラマとしては内容が空虚すぎてくだらなすぎて、深夜ドラマにしてもクオリティがかなり低い。
「ヒル夫妻事件」を扱った第2話、ガンダムオタ登場の第6話も見ていて苦痛なほどに酷い。ぶっちゃけどの回も好きじゃない。

Part2ではまさみにとって懐かしい再会と共演があった。第4話「三億円事件」では市川由衣と「ラフ」以来の共演を果たした。
第7話では高嶋政宏(東宝芸能)と共演。「隠し砦の三悪人」のボーイズラブ代官以来の共演か?

第5話「トイレの花子さん」では安達祐実と共演。ちなみに、まさみが初めて買ってもらったCDは「家なき子」の主題歌。
第5話に清水富美加が出てたことを今になって知ってびっくり。
Part2から捜査班の現場に、月子に憧れる部下・高月彩良(当時16歳)が加わった。ハッキング、ロック解除、データ復元などで活躍。いつもピッタリスーツ姿。もっと出番が欲しかった。
鑑識の大久保佳代子もいい味出してたので、出オチ以外にもっと見せ場があればよかったように思う。
最後に月子は突然中国へ旅立つ。今度はCIAのプロジェクトで「かぐや姫」を調査。もうメチャクチャだ。
以来このシリーズは立ち消えに。まさみとしては人気シリーズになってくれることを期待してたかもしれないが、企画がテキトーすぎた。
まさみの美と若さの頂点の時期に、貴重な時間をこんなドラマに費やしたことはもったいなかった。
まさみがテレビドラマから映画へとシフトしていったことは賢明だったかと思う。

2017年12月14日木曜日

小野不由美「黒祠の島」(2001)

小野不由美「黒祠の島」(2001)の新潮文庫版がそこにあったので、きまぐれで読んだ。
小野不由美という作家の名前は以前から知っていたのだが、実際に読んでみたのは初めて。たぶんホラーだと予想して読み始めた。

東京で調査探偵事務所をやっている式部は、かつて一緒に仕事をしたライター葛木志保が帰省すると言い残したまま帰らない。九州北西部にあるという小さな孤島・夜叉島に消息を求めて上陸。

本土から島に渡るフェリーの窓口で係員が確かに都会からやってきたらしき若い女二人連れを見ていた。
だが、島へ渡るとぷっつりと消息が途絶える。みんなが顔見知りの小さな島の島民の誰もがそんな女は見ていないと口をそろえる。

それに、島の神職の人によれば、そこは明治の国家神道の社格制度への統合に与しなかった黒祠の島だという。よそ者を嫌い、誰も本当のことを話そうとしない。島の有力な網元だった家が圧力をかけている?

だが、式部は島に葛木の生家らしき廃屋があり、そこで凄惨な殺人があったらしいことに気づく。島の診療所に詰めているよそ者の若い医師によれば、嵐の夜にガソリンで焼かれ逆さづりにされていた凄惨な死体を診たのだが隠ぺいされ警察にも通報していないらしい。この本では警察が完全に不在。
どうやら葛木志保は死んだ?4人の殺人にかかわった犯人はだれ?

これ、序盤から面白いけど、中盤も終盤もぜんぶ面白い。ぐいぐい読み進められれる。
島独自の宗教を設定。現代日本でありながら神領家と馬頭夜叉なる鬼神が島の悪を裁く。
今まで読んだどの本にも似ていない。

松本清張と横溝正史と江戸川乱歩を合わせたよりも面白い怪奇ミステリーホラーだった。

しかも読みやすい。登場人物が膨大で混乱もするのだが、大事なところは念を押すのでわかりやすい。超絶面白い!じわじわ怖い!
実はアレがああなってた。大興奮!ラストもおしゃれ。

探偵式部、そのまま「散歩する侵略者」の長谷川博己で脳内再生してた。金田一さんみたいだった。映画化希望。

今まで日本中の村や島を旅してきたので、自分にはこの本の世界がよくイメージできた。
グーグルで見つけたような小さな集落とか、ふらふら行ってみることはやめておいたほうがいいかもしれない。

大絶賛!w 参りました。小野不由美、今まで読まずにいたのが不思議。これから探して読み進めていこうと思う。

2017年12月13日水曜日

まるごと一冊乃木坂46増刊号2017を読む

週刊プレイボーイ増刊号「まるごと一冊乃木坂46増刊」を読む。このシリーズはいったい何冊目?たぶん3冊目か。月刊カドカワのシリーズが終了した今となってはこの増刊は貴重。

自分はもともと「乃木坂工事中」でしか乃木坂に触れていない。メンバーブログもほとんど目を通していない。しばらく乃木坂からちょっと離れていた。なのでかなり集中してこのイシューに目を通した。

まじで全ページ全活字に目を通した。3期生の情報が超絶に大充実してた。すっごいボリューム。
3期生が加入して1年経つのに、最近は「乃木中」も「ビンゴ」もまったくつまらなくて、3期生のことが未だによくわかっていない。それだけに貴重な情報源。

3期生人物相関図が興味深い。これ、「欅って、書けない?」でも話題になった良い企画。こういうの、乃木坂工事中でやらないといけないと思うのだが、スタッフさんは何やってんの?
今回学んだ重要なポイント
  • 最年長吉田さんは歳の離れた年少メンバーが可愛くてしかたなく、とくに理々杏には欲しいものを買い与えるなど甘やかしすぎだという。
  • 与田ちゃんは佐藤に首をしめられる。
  • 与田は何をやっても許される困ったちゃん。余分に金を貸すとぜんぶ使い込む。
  • 阪口は「山下は闇が深い」と番組中発言してしまい、あまりの反響の大きさに戸惑い謝罪。
  • 岩本「山下は隠しきれないヤバさがにじみ出ている」
  • 山下の仕事モードと普段のあまりの違いにメンバー困惑&どん引き。
  • 山下「失敗したら終わりだというプレッシャーがストレスになっていた」「今は闇を抜けた」とのこと。
  • 吉田と阪口は気分屋すぎる。
  • 大園は「僕の衝動」で「坂乙女」を「とちおとめ」と言い間違えていた!
  • 大園は上京した頃は道ですれ違う人全員に「こんにちは」と頭を下げていた!
  • 伊藤理々杏は沖縄にいないカラスが東京に大量にいるのを見て恐怖を感じていた!
  • 梅澤は最初の頃、大園の言葉が何を言ってるのかわらからなかった。
  • 阪口「地方のコは人に対する距離感が異様に近い」
  • 久保は寝る時間をもったいなく感じあまり寝ない。
  • 中村さんはとうとう自身の身長を「170cmくらい」と言うようになってしまった!身長が伸びるのを止めるために、つむじを推したり頭を壁に押し付けたりしていた!

しかし、最大の注目ページは「乃木坂46物語~三番目の風~」だった。自分は三期生をまだ何も知らなかったといっていい。

まるで乃木坂ドキュメンタリー「悲しみの忘れ方」のようなテイスト。オーディション以前の半生と「きっかけ」が語られている。泣いた。

  • 梅澤美波は中3でバレーをやめたとき何もやりたいことが見つけられなかった。そんなとき乃木坂を聴いていた。白石麻衣を知って一瞬で好きになった。
  • 中村麗乃は活発だった小学生時代から一転、中学時代は美容に関心を持ち外に出なくなり運動もしなくなった。ミュージックステーションで「サイレントマジョリティー」を歌う平手友梨奈が同じ年だと知って衝撃を受ける。
  • 阪口珠美は街でたまたま樋口日奈と会って握手してもらう。それ以前から好きだったけどさらに樋口推し。最終審査で「シーウレットグラフィティー」を歌った。阪口さんは小学校を卒業するころから事務所に所属してアイドル活動していた。メンバーより客のほうが少なかったりと寂しい活動。乃木坂3期生オーディションのために事務所をやめていた。
  • 吉田綾乃クリスティーはNMB48オタ。大分の高校を卒業後、握手会に行くために大阪で就職。そこで「乃木坂工事中」を見るようになった…。
  • 久保史織里は小さなころから打たれ弱い性格で、怒られたくない一心で真面目に過ごす。やがて姉の影響で乃木坂を知り、「乃木坂46時間TV」を一睡もしないですべて見たという。
  • 与田祐希は全校生徒20人という小学校時代を過ごす。そして中学に上がると顔見知り同士ですでに仲良くなってる集団に居場所を見つけられなく不登校に。そんなとき「悲しみの忘れ方」を見る。
  • 伊藤理々杏は沖縄出身だが小学校3年まで東京に住んで芸能の仕事をしていた。小6の時Eテレ「Rの法則」で齋藤飛鳥にひとめ惚れ。そのときのゲストでんぱ組inc.最上もがが「ボク」と言っていたのを飛鳥が「カワイイ」と言っていたのを聞いて以後、理々杏も自分をボクと呼ぶようになった。
  • 大園桃子は鹿児島市で遊ぶついでにオーディションを受けていた。すべての審査で泣いたという。そして3期生暫定センターへ。
  • 佐藤楓は中高一貫校へ通って楽しい充実した毎日を送っていたのだが、志望大学に入れず以後退屈な毎日。西野七瀬が好きだったということでオーディションを受けた。
  • 岩本蓮加は赤ちゃんモデルから芸能活動を始めていた。1つ年上の芦田愛菜の演技を見て衝撃を受ける。女優にあこがれ小4で事務所に入った。憧れの齋藤飛鳥を目指して3期生オーディションのために事務所を辞めて退路を断っていた。
  • 向井葉月は「乃木どこ」を第1回から見ている古参乃木オタ。乃木坂が好きすぎて3期生募集に反対だったというw 2016夏の神宮のコンサートに「これが客席で見る乃木坂の最後のコンサートにする」と決めていたという。
  • 山下美月はアイドル目指して中1でレッスンに通い、その後女優さんの事務所に入ってレッスンを受けオーディションを受ける日々。だが、まったく受からなかったという。高校受験をちゃんとするため中3で事務所を辞めるも志望校に合格できず「人生終わった」と絶望。しかもクラスメートに芸能活動をしていたことがバレたり人間関係に悩む。そして最後のチャンスで乃木坂オーディションへ。
それまでの人生をリセットするために乃木坂へという、映画でも見たような文脈。どのメンバーも大事な場面で乃木坂と出会い乃木坂に賭けた。哀しみのその先に乃木坂!
中でも山下さんの経歴には注目せざるを得ない。心の闇の深淵を垣間見た。女優のオーディションはそこそこ名前が売れてる人でも難しい。挫折しただろうし辛い思いをしただろうと思う。だが、今の山下を見ていると昔のレッスンは活きていると思う。

高校も周囲に溶け込めていなかったのか?それなら転校するのも後腐れなかっただろうな。なんとか乃木坂で輝ける居場所を見つけてほしい。
自分が一番内面に関心を持っているのが山下美月。陰ながら応援したい。

あと、2期生座談会によれば、神宮コンサートの前日通しリハで3期生がやってるのを見て、伊織泣く→日奈子泣く→絢音パニック泣き→琴子がかりんに知らせに行くという衝撃の事態(!)が起こっていたという。

能條によれば琴子はライブ中メンバーと目が合うとウィンクしてくるそうだ。
かりんでさえも楽屋で琴子の隣が空いていても座らないという。1人でいたい琴子に気を遣っていた!

メンバーのバナナマン愛を語るページも興味深い。
毎回選抜発表のたびに設楽がメンバーに話しかけるシーンがあるのだが、あれは放送では編集カットされていて本当はもっと長いらしい。
Akira Sunset&杉山勝彦対談も興味深かった。

肝心のグラビアページだが、衛藤さんと梅澤さんの太ももはエロスだなと思った。

640円と安価なうえに3期生情報充実の1冊。乃木オタなら1食抜いても買え!

2017年12月12日火曜日

コリン・デクスター「ジェリコ街の女」(1981)

コリン・デクスター(1930-2017)の本を探していたのだが、やっとこれを見つけた。「ジェリコ街の女」(1981)大庭忠男訳の1993年版ハヤカワ・ミステリ文庫の2001年第6刷。100円でゲット。
THE DEAD OF JERICHO by Colin Dexter 1981
初めて読む作家なので自分と合うか不安だったのでこれ1冊だけ買ってきた。表紙に英国推理作家協会賞受賞と書いてあるから、ある程度支持された本に違いない。

この本の主人公はモース警部。テレビドラマ化もされ日本でも名前の知られたキャラ。
知性と教養のある50歳。頭髪は薄く腹も出た気分屋で高慢で尊大。上司にしたくないタイプ。それでいて好色でやたらとパブで酒飲んでる。

英国の警察官ってこんなにもちょいちょい酒飲むのか?ちょっとハードボイルド。女性読者にはモースにセクシーさを感じる人もいるらしいが、どこが?って思う。

パーティー席上でちょっとだけ会話をした若く魅力的なドイツ語教師の女性が数か月後に自宅で自殺。え!自殺したの?とモース警部が自分の仕事でもないのに勝手に単独捜査に乗り出す。(他の仕事は?!)
多くの登場人物たちの視点で断片的シーンが描かれる。つながりはそれほどよくわからない。外国サスペンス映画を見ている感覚。

サッチャー時代の英国オックスフォードの街が舞台。今はストビューがあるからどんな街かは興味があれば調べられる。ま、自分はしなかったですけど。表紙イラストからなんとなくジェリコ街の家々をイメージ。

5分の4ほど読んだところで突然女性が自殺した理由がわかる。この自殺した動機の悲劇性が重くてミステリーとしてすばらしい。多少はギリシャ悲劇に通じてるとさらにイメージしやすい。ネタバレになるのであまり詳しく書けない。

そして女性教師の隣近所に住む老人が自宅で撲殺。出版社経営者が容疑者として浮上するが鉄壁のアリバイ。なにしろモース警部自身が容疑者の公演を聴いていた時間に事件発生。
だが、こちらのトリックはそれほど驚きはない。てか、そんなこと?って肩透かし。

犯人捜しの本格ミステリというより、重厚な刑事ドラマ。わりと自分に合っていた。それほど多作な作家でないようなので今後も探して読んでいきたい。

調べてみたらコリン・デクスターは今年の3月に亡くなっていた。この本を読むことで追悼。

2017年12月11日月曜日

長澤まさみ「都市伝説の女」(2012) 全9話を観た

2012年2月からテレビ朝日系深夜で放送された連続ドラマ「都市伝説の女」を、本放送からもう5年経っているというので、この夏、慌てて全9話を見返した。今年、AbemaTVで再放送もあったらしい。
なんと第2話のデータが、もう劣化してたw たぶん5分ぐらい見れない箇所があった。がっでむ!

このドラマは翌年秋にパート2が放送されたのだが、自分の記憶はそっちの音無月子で置き換えられてしまっていた。パート1の月子はヘアスタイルが茶髪パーマだった。
パート1は巡査からいきなり東京警視庁本庁の捜査1課刑事。たぶんタケちゃんの強いコネと推しがあったに違いない。
パート2のほうが華やかなイメージがある。FBIへ交換留学(?!)から帰って来てさらにめちゃくちゃ好き勝手にやってたはず。

24歳のまさみにとって、もちろん初の刑事役。しかも、美貌と美脚で釣る刑事。
全9話を見返してみた感想…、やっぱり、つまんないw

まさみ本人は「TRICK」みたいに人気シリーズになることを期待してたかもしれないけど、スピンオフも劇場版も実現しなかった。
パート2がつくられただけマシかもしれないけど、自分は何も好きじゃない。
都市伝説オタ刑事ということだけど、各回のネタがしょぼい。
それ、都市伝説じゃないじゃん!って回ばっかり。「ムー」や「やりすぎ都市伝説」を見るワクワク感の半分もない。
唯一の見みる価値があったものは24歳長澤まさみの美貌とファッション。

第1話のこのシーンこそが、パート2の主題歌がPerfumeになった理由だと思った。自分はまさみの脚を見てるだけで何時間でも過ごせる。
長澤まさみはフォルムとシルエットだけでエロスを感じさせるただ一人の女優。
あと、こういったミステリーは各回ゲストが最近見ない懐かしい人たちだらけ。
内山理名、柏原収史、MEGUMI、釈由美子、金子貴俊、黒坂真美、遠藤久美子、遊井亮子、西原亜希、山田まりや、みんな10代から20代前半に人気のピークがあった人たち。2時間ミステリーとかで今もがんばってる懐かしい顔。
第7話の「座敷童」回の佐々木すみ江は2002年NHK朝ドラ「さくら」以来の共演か?
第5話の「国会の伝説」回の品川徹は「ドラゴン桜」以来か?
第4話の「高尾山伝説」では新川優愛がまさみと共演を果たしていたことを今になって知った。新川はこの年は「GTO」にも出演して人気が急上昇してたころだな。
第5話では山口紗弥加と共演。この人はミドルティーン時代からアイドル女優だったけど今も女優業をがんばってる。
どの回もそれほど面白くもないし納得もできない。第3話と第6話は特に酷い出来だなと感じた。「TRICK」は事件の舞台を閉塞した田舎に置いたことで本格ミステリへと落とし込んでいた。30分ぐらいの短編本格ミステリにしてくれてたら、もっと好きになれたかもしれない。
まさみのすっとぼけた役柄はそれはそれで魅力があったかもしれないが、勝浦くんへの態度と表情は納得できなかった。冷たすぎる。
最後の最後でそれなりのシーンがあって安心した。あれがなかったらまったく救われない。

だが、実生活でのまさみはこれからもすべての男に対して冷たくあってほしい。
第9話の「徳川埋蔵金」の回はそこそこ面白かったのだが、それでもやっぱりもっと面白くできた気がする。声のみでオダギリ・ジョーが出演してたことに今になって気づいた。
最終話でまさみはニューヨークへ突然旅立つ。なんとFBIの捜査官へ転身。
誰か早くまさみ主演で「羊たちの沈黙」みたいな本格サスペンスサイコホラー映画を作ってくれ。

音無月子は長澤まさみの天真爛漫ぶりが発揮されたキャラクターだった。まさみはいつまでもミニスカショートパンツでいてほしい…。

2017年12月10日日曜日

梅原猛「隠された十字架 ―法隆寺論―」(1972)を読んだ

梅原猛「隠された十字架 ―法隆寺論―」(1972)を読む。
昨年に100円で見つけて買っておいた昭和56年新潮文庫版の平成6年30刷。ずっとそこに積んでおいたものをようやく読んだ。

これ、学術書としては読みやすいのだが、あれ?って思った箇所はページを戻ったりして、やはり読み通すのにまる2週間かかった。とにかくボリュームがあって長い。

なにせ45年前の本で、出版当時から大変にセンセーショナルで有名な1冊。いつか読もうとは思ったいた。高校の日本史の先生はこの本と梅原氏の思考回路を授業で批判してたことを覚えている。だが、その授業の内容はまるで覚えていない。日本史にほとんど関心がなかったからw

自分はここ十年ぐらい古代史関連の解説本を読んだりして、この本に書かれていることはだいたいなんとなく知っているつもりだった。

京都で西洋哲学と仏教を研究していた梅原猛先生による「法隆寺は聖徳太子とその一族の怨霊を封じ込めて鎮めるための施設」という、今では広く知られる説を初めて世に問うた本。
自分は法隆寺に関する諸問題にはスルーしていたので、この本に書かれていることは新鮮だった。

ある年代以上の人は「法隆寺は聖徳太子がつくった」もしくは「聖徳太子ゆかりの人々がつくった」って教えられ、その知識で止まったままかもしれない。

明治以来の法隆寺再建論と非再建論論争を経て、戦時中の若草伽藍発掘によって、再建論がいちおう定着している。
このへん、自分は小学校中学校で習った記憶がまったくない。高校の修学旅行で自分は法隆寺へ行っているはずなのだが、法隆寺は何も印象に残っていない…。

梅原先生は非再建論者を罵倒しつつ様々な証拠から、法隆寺は推古時代に建てられたものでなく、もっと時代を下って、持統時代よりもさらに新しい和同年間あたりに建てられたものと推定。ええぇ~…、そうだったのか。それ、2017年になって初めて知った。

そして、「救世観音」という世にも不気味な百済観音っぽい仏像を、妖気漂う恐ろしい「呪いの人形(!)」と、かなり熱っぽく怒気のこもった筆致で書き連ねてる!
藤原氏と怪僧・行信を「太子像の後頭部に釘を打つとか、ひでえことしやがる!」「それでも人間か!」と罵倒。
フェノロサ、和辻哲郎、亀井勝一郎、高村光太郎、みんな鋭い観察眼を持っていながら、誤った知識で「謎の微笑み」を解釈してた…って熱弁。

梅原先生はこの本を上梓する前年の1971年(太子没後1350年)に、50年に一度の「聖霊会」(大会式)を取材し、興奮のあまり太子の霊を目撃していた!

それよりも、貞観元年から絶えず続く次の大会式はそろそろなんじゃね?と思って調べると、え?今では大会式は幕末以前のように10年に一度になってるって?!
だが、オリンピックの翌年2021年に聖徳太子没後1400年の大会式がやってくる!マジか。

その件についてググってみたら、その件に関心持ってる人はみんなこの「隠された十字架」を読んでいるっぽいw

この本をまるまる信じてる人は今も多いらしいが批判する人も多い。中門の柱の数とか、こじつけっぽくてあんまり自分は関心持てなかった。
聖徳太子はいなかったし、山背大兄王とその一族なんて存在もしていないという説もある。古代史は知れば知るほど混乱する。

2017年12月9日土曜日

欅坂46「大人は信じてくれない」MVロケ地巡礼

2016年11月30日リリースの欅坂46「二人セゾン」のC/W「大人は信じてくれない」MVロケ地は大井川鉄道。撮影から1年以上経ってやっと巡礼。

MV公開直後から特定競争が始まりあっという間に特定された。なので今回は自分はとくに場所探しをしていない。たぶん日本で3~4人だけが公開直後に探し出した情報に基づいて巡礼。
まずメンバーが横一列に並んでる場所は新金谷駅の車両基地。もちろん線路内にも倉庫内にも立ち入ることはできない。あそこに欅ちゃんが立っていた…とイメージするだけで満足できるオタ向けの巡礼地。
さらにこの場所となると大井川鉄道の終点・千頭駅のさらに先にある車両基地。ここも立ち入れない。だが行ってみた。周囲には中部電力の社員用の住宅しかない。まったく人けがない。
この駅から先は井川線。南アルプス山麓へ向かう。誰もいなかったし立ち入り禁止と書いてない場所を除いてみた。車両倉庫への引き込み線の場所。近所の人が散歩に来たというていで。
たぶんこの場所でもダンスシーンは収録されている。あまりしつこく比較しなかったのでよくわかってない。入口の外側から撮影。内部には一切立ち入ってない。
こちらは別の車庫。壁の割れ目から覗いてみた。10分ほどウロウロして立ち去った。この場所は行ってみたところで「ここだ!」という場所に立てないので行くことをお勧めしない。
だが、平手さんが立っていたこの場所は行ってみてもいい場所。千頭駅の手前。この道はハイキングコースにもなってるらしい。
はい、これが平手さんが立っていたコンクリートブロック。聖石。
この「平手カーブ」を特定した人は日本で3人ほどしかいない。少ない情報から場所を探し出すスキルと執念がすごい。
SLがバックからやってきて通り過ぎていくシーンなんて、たぶんワンチャンスで撮影してる。
この場所は昭和の初めからそれほど風景が変わっていない場所に違いない。大井川鉄道沿線はとてつもなくノスタルジアな風景だらけ。

2017年12月8日金曜日

「悪魔の手毬唄」ロケ地巡礼 ―総社駅―

市川崑監督の「悪魔の手毬唄」(1977)のラストシーンのロケ地を見てきた。
映画では岡山の総社駅ということになっているが、ロケ地はなんと静岡県の大井川鉄道・家山駅。
この映画、岡山が舞台のはずなのに岡山でまったく撮影してない!w

絶好の行楽シーズンの日曜日に友人の車と運転で出かけてきた。静岡は12月でも日差しが強く暖かだった。
島田市から大井川鉄道に沿って山の方へ登っていくと川根町に入る。家山駅入口の標識が見えると右に曲がる。そしてこの風景。「おおぉぉぉ…」
子供の頃からずっと見てきた「悪魔の手毬唄」の総社駅がそのままそこにあった。猛烈に感動。
大井川鉄道といえばSLだが、この日はハイキングイベントも重なって駅周辺には行楽客が多かった。ようやく人が少なくなったころを見計らってオタ活開始。
磯川警部(若山富三郎)が、事件を解決してくれた金田一耕助(石坂浩二)に経費と謝礼を渡そうとする場所。40年経っても面影は残っている。
磯川警部と金田一さんの別れのシーン。これがとても味わい深いシーンで好きだ。「犬神家」よりもこちらのほうが好きだ。
入場券を買ってホームへ。映画公開から40年の歳月を経て、ついに自分もこのロケ地に立った。
ちなみに、友人によれば左側の黄色い電車は近鉄の車両だったものを利用しているそうだ。右側はたぶん東急の車両。
金田一さんを乗せた汽車は行く。たぶん映画撮影ようの貸し切り。このラストカットの場所も押さえた。
家山駅を出たSLが千頭駅方面に向かって走る時間を調べて30分ぐらい待って撮った。周囲は川根茶の茶畑が広がるのどかな風景。
思ってたよりSLは白い煙を吐いてなかった。音もそれほど大きくない。

自分は静岡というと沼津と伊豆ぐらいしかイメージできてなかった。北に富士山があって、その南斜面の海側が静岡県だとイメージしていた。川根町は大井川の谷筋に沿ってだいぶ内陸にある。自分の静岡イメージが変わった。

なにより大井川上流の風景に驚いた。小石の川原が広いのに水が少ない。木や草が生えてない。奥多摩と大違いだ。予想以上に茶畑な風景だった。自分はまだ静岡を何も知らないのかもしれない。

家山駅前の朝日園さんで川根茶を買って帰った。