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2017年6月26日月曜日

新田次郎「つぶやき岩の秘密」(1972)

新田次郎というと、重厚な人間ドラマの心理描写と、確かな自然観察力を駆使した山岳小説の大家というイメージだった。近年になって歴史小説も残していることを知り、今年になって少年向け冒険小説も書いていたことを初めて知った。

東北を旅行中にたまたま時間を調整するために入った古本屋チェーン店でこの本を買った。
昭和47年1月に新潮社より出版された新田次郎の児童文学作品「つぶやき岩の秘密」の平成24年新潮文庫版。108円で購入。
70年代にNHK少年ドラマシリーズでドラマ化放送されたことがあるので、50代の人にはよく知られていた作品らしい。自分はまったく知らなかった。

読み始めて驚いた。新田次郎がこんな少年探偵団テイストの冒険小説を書いていたとは!

両親を海の事故で失い祖父母に育てられている12歳の少年が主人公。
日本軍の秘密の地下要塞、謎の老人、地下道探索、殺人事件、暗号解読、そして金塊…、これ、面白い!今の大人が読んでも面白い!

この本は新田次郎が孫のために面白い本を書きたい!という動機で書いたものらしい。ページをめくる度に自分は作者の子供たちへの深い愛情とメッセージを感じ取って感動していた。さらに偉大な作家だと改めて思う。

気象学者としての自然科学への豊富な知見を盛り込んでの話の筋道と説明、主人公の少年の心理描写は新田次郎にしか書けないことだと思った。自然科学への理解と論理的な判断力があれば、山も海も素晴らしい冒険の世界が待っている!という子供たちへのメッセージ。

小学校高学年から高1ぐらいの生徒にもオススメだし、かつて少年だったすべての大人たちにも強くオススメする。三浦半島が舞台になっているので、三浦市あたりの人なら活き活きと情景が浮かぶことだと思う。もっともっと世間に知られていい名作!

2017年6月25日日曜日

乃木坂46 水玉模様

乃木坂46「おいでシャンプー」のTypeB盤の未開封品がそこに200円で売られていたので手に入れた。これ、店によっては950円とかいう値段がついていたりするので、安く手に入ってラッキー。

2012年5月2日発売と書かれているのでもう5年前のシングル。オビには「おいでシャンプー。ときどきリンス」と書かれている。こういうのも秋元氏が考えているのだろうか?
この盤を手に入れたことで生駒のソロ曲「水玉模様」の音源が手に入ったw ぶっちゃけ生駒の歌唱はかなり微妙な印象だが、当時16歳ということを考えると致し方ない。だがけっして魅力を感じないわけではない。
「水玉模様」のMVを初めて見た。もうM-ONでは放送されることがないんだろうな…と思っていたら「24時間乃木坂46」のMV7時間放送でやってくれた。
生駒は乃木オタたちからあまり人気がないけど、この時期の生駒は新鮮で魅力的だと思う。
長崎まで行ってロケをしていたことに驚いた。MVに出てくる場所が欅坂に長濱ねるが新加入したとき流れたインタビューと同じ川原だった。旅情にあふれた作品だ。

このシングルの個人PVはドルオタに向けたベタな彼氏目線映像。ちょっと恥ずかしい。どの映像も今回初めて見た。

生駒は上野動物園デート。ロケ地巡りを趣味にする乃木オタは多いのだが、生駒上野動物園巡礼をしているオタはほとんど見たことがないw 今や乃木オタは自分のように昔を知らない層が主流かもしれない。

元ももいろクローバー柏幸奈は「乃木どこ」「nogibingo」でもほとんど登場しない人なので、この盤の個人PVで声を初めて聴いたw 可愛い子だったのでこの子を失ったのは惜しかった。
高山は今と声が違うw 
ロケ地が17枚目西野七瀬PVと同じ立川の廃校だってすぐ気づいた。
畠中は廃墟デートでちょっと怖い目に合う…というホラー。畠中さんももうちょっと頑張ればブレイクできそうだっただけに惜しかった。

橋本は部屋でまったり料理を彼氏目線で食べる映像。いかにもアイドルPV。

2017年6月24日土曜日

相沢沙呼「午前零時のサンドリヨン」(2009)

相沢沙呼「午前零時のサンドリヨン」(2009)という本を読んだ。2012年の創元推理文庫版。

高校1年生の主人公が、同じクラスのミステリアスなマジシャン女子に恋しつつ、学園内の日常の謎を解く…という本。

GW東北旅行の終盤、仙台付近で宿を見つけられず車中泊することになり、友人と暇つぶしに入ったブックオフで友人がジャケ買いした本。108円。
自分のほうが先に読んでしまった。

相沢沙呼という作家をまったく知らなかった。ツイッターとかで調べてみたらこの本は意外に若者たちの間で読まれているようだ。
だが、評価は割れている。

創元推理文庫なので青春小説でありながら多少は推理要素もあるんだろうなと読み始めたのだが、そんな要素は微々たるものだった。
この本で書かれていることの大部分は自分には居心地の悪い、暑苦しくて痛い、どうでもいいことに過ぎない。

世間的にはそれなりに評価されている本かもしれないけど、最後まで読んでみても自分には面白いと感じられなかった。不要だった。

2017年6月23日金曜日

Sleeping Beauty 長澤まさみ relax 2006年9月号

長澤まさみが表紙のrelax 2006年9月号を手に入れた。これ、出た当時に買ってるけど、今回は2冊目を108円でゲット。今までも何回か古本で見かけたけど、350円ぐらいが相場?

「眠り」をテーマにしたイシュー。19歳になった長澤まさみがただ微睡んでいる、眠っている、というグラビアが6ページ5カットある。まさみオタなら枕元に置いておきたい?!
だが、ぶっちゃけまさみオタが必ず持ってないといけない理由は感じられない企画内容。
インタビューもごくわずか。「ラフ」(2006年8月)「涙そうそう」(2006年9月)の公開が控えていた時期。
「常に“眠い顔”って言われます」
まさみは以前、有吉から「ねぼけ女優」と命名されたことがある。有吉はまさみファンだったので以前からまさみをよく見ていたっぽい。実際にそんな顔でバラエティに出たこともあった。「逃亡者」番宣のときが一番酷かったw
「私寝るの大好きなんですよ!あ!“大好き”だったんです。学校から帰るとすぐに寝て。休みの日もずっと寝て。でもあるとき気づいたんです!もったいないなって(笑)。寝る時間を割いてでも打ち込めることを見つけなきゃって。だからよく寝るのは19歳まで!あと嫌いな食べ物も19歳まで!」
まさみは中野在住の学生時代には、ほとんどそんな休日をすごしてた。そのことは他のインタビュー記事でも語っていた。

ここで誓っていることは後にちゃんと守っている。まさみは意外に好奇心旺盛で計画的でアクティブ。そのことはラジオなんかを聴いていたらわかる。
ふわふわ少女イメージは10代できっぱり改めた。変えた。野菜嫌いも正した。

あと、「深呼吸の必要」撮影のころだと推測される話もしている。
「わたし、金縛りに憧れてて。金縛りにあえるようによく体に力を入れて動かないようにしてたんですね」
「あるとき沖縄の宮古島で、本当に金縛りにあったんです。枕元に、鎧着た武士の人がいて…」
と、まさみにはちょっと珍しい不思議ちゃんな話題もサービス。このエピソードは自分もすっかり忘れていた。

2017年6月22日木曜日

谷崎潤一郎 「武州公秘話」(昭和10年)

谷崎潤一郎 「武州公秘話」という時代小説を手に入れた。自分が手に入れたものは2005年の中公文庫(2014年第2刷)。108円。

これ、初めて存在を知った本だったのだが、自分の知らない歴史秘話的な話かとおもいきや、黒沢映画みたいな架空のフィクション戦国時代劇だった。

なんと序文は漢文で非常にとっつきにくい本に思えるのだが、ほとんどの部分は現代語。谷崎が架空の歴史書まで登場させてそれっぽい語り口で書き上げた谷崎流のファンタジー歴史絵巻。架空の筑摩家の正史「筑摩軍記」と、戦国武将である武州公に仕えた道阿弥による物語に、現代的な解釈を谷崎が加える…というてい。

昭和6年から昭和7年にかけて、なんと探偵小説雑誌の「新青年」に連載された。なるほど、被虐性的変態性慾がテーマだし、残虐だしグロい。

主人公が13歳のときに体験した籠城戦で、老婆の手引きで屋根裏で目撃した若い美しい女が敵将の首をきれいに洗い清め、髪を整え化粧を施す場面を目撃し、被虐性的変態が目覚めるw

鼻が欠いた首にただならぬ興味を抱き、敵陣に飛び込んだものの予定が狂い、敵大将の鼻だけを奪ってくることで起こった異常な話。
その敵将の娘・桔梗の方は鼻を失うという父の汚辱を晴らすために、主人公の主君の則重の顔を不具にしていく。
戦国時代を残虐だと言ってもせんなきことだが、汚辱を与えるために顔を破壊するという発想は残酷すぎるなと感じた。異常なシーンの描写が続く。

鼻がないことを恥じて武士としての最期をとげることもできない暗愚な則重が哀れ。読んでいてつらい。

読んでよかったか? 谷崎の語り口と文体には感心した。だが、もうこの手のタイプの本は読まないと思うw 少年少女には読ませるべきでない。

2017年6月21日水曜日

菅井友香 研究

デビュー以来約1年にわたって欅坂46を見てきた自分が、一番性格が良いと考えているメンバーが菅井友香(21)。
実家がお金持ちであることは初期から明らかになっていて、身のこなしから言葉遣いから、これがお嬢様だ!感を強く感じる。

ファンたちの間ですでに高校と大学が判明してしまっている。学習院女子→学習院大という学歴。
今年が大学4年の学生ラストイヤーで、馬の歴史の卒論を書いているらしい。
本人曰く「勉強は苦手」とのことで、中学生程度のメンバー内学力テストでは上位に食い込めていなかった…。

だが、菅井様はキャプテンとして資質が十分。いつも笑顔で性格が温厚、他者への思いやりと優しさを感じる。
やや活舌が悪く不器用なところがあってポンコツ呼ばわりされるのだが、人前に立ってのスピーチやプレゼンでは有能なところを見せる。
顔が長いとか言う人もいる。美人とは言えないかもしれない。だが、欅坂で一番の人格者だと思っている。金持ちの余裕を感じる。握手会人気も高いようだ。
菅井様についていろいろと調べてみた。
菅井様と言えば小5から始めた乗馬が有名。アイドルと大学生と二足の草鞋で忙しい現在も乗馬にとりくんでいる。
欅坂以前の菅井様は乗馬の世界で多くの痕跡をネット上に残していた。日本馬術連盟や東京乗馬倶楽部などに多くの名前を見つけることができる。
だが今回、自分はそのへんのことは追わない。
菅井様は高校時代ガールズバンドをやっていたそうだ。キーボードを担当していたと「欅って、書けない」でのこれまでの半生プレゼン企画「自分ヒストリー」で自ら紹介。
バンド名は「乱色定理」。
え?自分も澤部と同じリアクションをしてしまったw
このバンドから何か出てこないか?と調べてみたけど、当時の写真とか発見できなかった。ということは文化祭バンドで、ライブハウス出演歴はたぶんない。
菅井様はこれまでバレエ、フィギュアスケート、ピアノ、習字、水泳、テニスなど、ありとあらゆるお嬢様としてのたしなみを経て、今現在「欅坂」に青春のほとんどを捧げている。
菅井様はデビュー時に「大学に入ってからスランプ気味だった」「環境を変えたかった」と語っていた。やっと情熱を傾けられるものに出会えたのかもしれない。
菅井様といえば昨年末に東京ドーム巨人戦でドリンク販売のバイト中の姿をとらえた写真が流出していた。お嬢様菅井様は迷いつつもいろんなことに関心を持ってとりくんでいたという証左だな。
あと、東京ディズニーランドで男性とのツーショット写真も話題になった。え、菅井様はコスプレしてディズニーランドを楽しむタイプなのか?この写真はCDデビュー以前に香港人の目聡いファンがたまたま見つけて一緒に写真を撮ったものだった。

今回、菅井様のバレエに残した足跡を追った。
菅井様は富ヶ谷にあるバレエ学校に在籍していた。バレエの線から菅井様の姉らしき菅井Mさんの存在を知った。
菅井姉の存在はわりと最近になるまで知られていなかった。菅井様がツーショット写真を公開して判明した。

菅井姉らしき人物がネット上に多くの痕跡を残している。菅井友香と同じ教室で乗馬もバレエも一緒にやっていた。しかも大学も同じ。どう考えても姉妹としか思えない。そう自分は推測した。あくまでネット上の情報からの推測に過ぎないので、違っているかもしれない。

なんと、ネット上にはいくつか顔写真があった!菅井様そっくり!
学習院で2013年度の卒業生というから、菅井様より4歳年上の姉ということになる。
娘二人を私大に通わせるとか、どんだけ莫大な費用がかかるんだよ!庶民には想像もできないわ。

だが、自分を一番驚かせたのが、菅井Mが大学時代にやっていたサークルだ。え?水上スキー?!大学でそんな部活動を目にしたこともないわ。
これが、ガチの競技水上スキーだったようだ。乗馬も水上スキーもどんだけ費用が掛かるのか?想像もつかない。

2017年6月20日火曜日

谷崎潤一郎「少将滋幹の母」

きまぐれで谷崎潤一郎の「少将滋幹の母」(しょうしょうしげもとのはは)という本を読みだした。自分が出に入れたものは2006年の中公文庫版。108円で購入。

谷崎文学は子供が読んでもわからないと思っていた。この本を読むことが自分にとって初めての谷崎文学。自分は学生の頃、平安古典文学にも現代文にも相当に苦しめられたトラウマがある。以前の自分なら絶対に手に取ることもないのだが、もう残された人生で今これを読まねばもう一生読まない気がした。「少将滋幹の母」は谷崎作品の中でも有名なので読んでみることにした。

巻末解説を書いている千葉俊二氏によれば、芥川龍之介は「小説家中森鴎外先生を除き谷崎潤一郎君の如く日本の古典に通ぜる人は恐らく一人もなかるべし」と言ってるそうだ。谷崎は源氏物語の権威。
昭和24年から25年にかけての新聞連載小説。中公文庫版では連載時と同じ小倉遊亀(1895-2000)の挿絵が使用されている。

まず平中こと平貞文の色好みエピソードが語られる。イケメンで三枚目キャラとして描かれる。読んでいて意外に面白い。
自分はこの本を歴史小説だと思っていたのだが、「今昔物語」を種本に谷崎が適当に配列し直して自由に創作した文学作品だった。現代語なので読みやすい。

70代半ばの老人・大納言藤原国経は北の方と呼ばれる20代の絶世の美女を妻としていた。国経と北の方には70過ぎてできた子供・滋幹がいたらしい…と確認してから谷崎が自由に書き始めた。

菅原道真を追放して権力の頂点にいた藤原時平が酒の席で強奪w 以後、母と息子は離れ離れ。
現代日本では不倫への批判がめちゃめちゃ強い。だとしたら源氏物語とか平安時代の和歌とか、こどもの目に触れさせちゃいけない。

後半は妻を奪われた老人の悲哀が、子どもからの目線で語られる。だがそこは谷崎。老人と若い妻の性生活について両者の心理を事細かに想像。
平中は権力者時平のもとへご機嫌伺に足しげく通うのだが、侍従の君というツンデレ意地悪ドS姫に夢中。意地悪の末に嫌いになろうと決意。美しい女も排泄物は汚いはず。見れば嫌いになるはず。童女からおまるを強奪。そして…、このあたりは読んでいて呆れた。女子中高生なら思わず本を投げ捨てる…かもしれない。

この本の主人公は滋幹のようでいて、常に男たちの中心にいる北の方。

ラストで40代になった滋幹は、尼僧となった老いた母と幼少時以来の再会。
この本はそれほどボリュームはないけど内容は豊か。文学作品としてとても味わい深いことは鈍感な自分にも感じられた。

2017年6月19日月曜日

新垣師匠

新垣結衣は17歳のころ「落下女」というコントバラエティ番組に出演していた。「トゥルーラブ」を録画しておいたDVD-Rに「新垣師匠」というアドリブコントが入っていた。地上波アナログ放送なので画質は悪い。10年の時を経て、見てしまった。
これ、恋ダンスから新垣結衣ファンになったような新規オタは知らないだろうと思っていたのだが、検索するとやっぱりみんな知ってるw それがオタというものだな。
これ、見ていて超絶寒いw 見ていた当時もそう思ったが、今見てもやっぱり寒い。
雑誌モデルから女優へとステップアップしていた時期。「ドラゴン桜」と「マイボスマイヒーロー」の間の時期。まだ仕事を選べるような女優ではない。
バナナマンは乃木オタになってから意識して見るようになったけど、この当時は今よりも細いな。
バナナマンは生田絵梨花の三線を聴いているとき、その10年前にあったガッキーアドリブ三線を思い出していたかな。たぶん忘れてるなw
ただ言えることは、ガッキーは今が一番カワイイな。
恋ダンス動画ばっかり見てないで、ガッキーの武道館ライブ映像を見ろ!って言いたい。
だが、YOUTUBEにはもうあんまりいい映像がないな。
PS. 新垣結衣は6月11日で29歳になった。世間のオタの20%ぐらいは二コラでスターモデルになった15,16歳ごろからガッキーを見続けている。まさかガッキーが29歳になる日が来るとは思ってもみなかっただろう。

7月にはフジ月9で「コード・ブルー」が始まる。今回はガッキーのコードブルーと言って過言ではない。自分、このドラマ1回も見ていない。医療ドラマが多すぎ。たぶん今回も見ないw 
秋公開予定の古沢脚本コメディ映画「ミックス。」も待ち構えている。相変わらず人気女優だな。

2017年6月18日日曜日

関裕二「壬申の乱の謎」

関裕二「壬申の乱の謎 古代史最大の争乱の真相」(2003)という本を読んだ。電車の中で読む用に108円で購入。

壬申の乱って小学校中学校以来ほとんど耳にすることがない日本史ワード。古代史ってよくわかっていないことが多いのに子供に教えようがないよね。

この本も他の関裕二本と同じで前半半分は「大化の改新」のおさらい。中大兄皇子と中臣鎌足の正体と、7世紀の朝鮮半島情勢のおさらい。壬申の乱の戦闘そのものはほとんど書かれていない。ああ、それほど得るものはないな…と予感。

だが、後半になると大海人皇子(天武天皇)側の勝利を決定づけた尾張氏の謎に迫る。尾張氏のことは今まで自分はほとんど考えたことがなかったので新鮮だった。

最終章「大海人皇子の正体」が衝撃的だった。
古代史にある程度興味を持っている人はどこかで一度は「天智・天武年齢逆転説」という論争に出会ってるはず。中世になって成立した「本朝皇胤紹運録」天武天皇没年齢65歳説から起こる謎と疑問。自分はあんまりこの説には詳しくなかった。
主に「作家」と呼ばれる側からの主張には史学会側からの反発があったって知った。

平安時代に書かれた上宮聖徳法王帝説が天武の年齢にこだわりすぎてる?!
山背大兄王とその一族は蘇我入鹿を悪者にするために創作された架空の存在?! 
蘇我と物部の戦争も存在しなかった?物部守屋は物部氏の本流じゃない?
乙巳の変クーデターで蘇我氏はべつに滅んでいない?
持統天皇は天武朝と見せかけて天智朝へのすりかえ?
この辺はとてもややこしいので集中して読まないとわけがわからなくなっていく。

大海人皇子は蘇我氏総本家そのもの…って結論にはびっくり。習ったのとぜんぜん違うじゃん!
蘇我の祖先は朝鮮半島から来たんじゃなかったの?出雲から来たってマジ?!

持統新王朝成立の過程と構図がそのまま天照と日本神話になっている? すべては自分の父を正当化する藤原不比等の思うがまま…。それが日本書紀w 日本の正史はフィクションで嘘っぱちw

2017年6月17日土曜日

TRICK 新作スペシャル3(2014)

野際陽子さんの訃報を聞いて、追悼するためにこれを選んでしまった。2014年1月12日にテレビ朝日系で放送された「TRICK 新作スペシャル3」だ。

粗製乱造されたTRICKシリーズの中でも新作スペシャルはクオリティの低い2時間ドラマスペシャルとしてしか見なしてなくて、放送時は流して見ただけだった。自分はまだこれをちゃんと見ていなかった。

数多くのドラマに出ていた母親役祖母役のスペシャリストだったけど、自分にとって野際さんといえば「ガラスの仮面」の月影先生と、「TRICK」シリーズの山田の母だった。
今作でも強欲な書道教室の先生としてちゃんと見せ場があった。
間違った方向の市川崑金田一愛。質の低い犬神家の一族パロディ。クソテキトー悪ふざけ演出の連続。死滅した意味の分からないギャグと小ネタでイライラする2時間。

国生さゆり密室殺人とか、復讐の動機を持った犯人とか、蒔田脚本がそこそこいいだけに堤の悪ふざけ演出がもったいない。毎回お約束の上田と山田が閉じ込められてそこに有毒ガスとか、暗号解読とか、そこはまあ面白い。

人気俳優の階段を上り始めた福士蒼汰も出演している。飯島直子の息子役w

自分はこの回を朝倉あきが出演している回として記憶していた。
このドラマのヒロイン朝倉あきは水神家の人々にこき使われる家政婦役。
朝倉あきはかつて東宝芸能に在籍しカルピスウォーターCMにも出てたのでまさみオタにもおなじみ。
だが、このSPドラマ放送直後に芸能活動を休止していた。このおんな青沼静馬ともいえるヒロイン役の熱演が素晴らしかっただけに、「なんで?」と思っていた。2015年に事務所を移籍し女優に復帰。25歳の現在もドラマに出演しているようだ。

水神冬子役の女優さんをどこかで見たことある…と思っていた。エンドクレジットを見ると松岡恵望子という人だった。あ、松岡という名前を見て思い出した。「のだめカンタービレ」に双子で出ていた松岡姉妹の一人だ!
調べてみたら、33歳の現在も女優を続けているようだ。

そして、神主役で2013年9月に急死していた石田太郎が出ていた。この作品は亡くなる直前の姿を映しているのだが、69歳にしてはかなり老け込んでいたようにも見えた。
毎回お約束の上田と山田が歩いて去っていくラストシーンで南の島に行くことになる…というような会話をしていた。これが放送される前日からラストステージの劇場公開が始まっていた。

野際陽子さんのご冥福をお祈りします。

2017年6月16日金曜日

ポー「黒猫/モルグ街の殺人」

エドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe 1809-1849)の「黒猫/モルグ街の殺人」(The Black Cat / The Murders in the Rue Morgue)は170年以上昔の大変に有名な作品だが、自分はまだ一度も読んだことがなかった。19世紀アメリカ文学として以前からちょっとは関心を持っていた。

ポーの生きた時代は日本で言うと文化6年から嘉永2年。将軍は6代徳川家宣から12代徳川家慶の時代w え?!ポーって享年40歳なの?それは若い死だった。

今回自分が手に入れたものは2006年の小川高義訳の光文社古典新訳文庫版。そこにあったので手に取った。108円で購入。

「黒猫」はこの文庫版だとわずか15ページ。5分で読めるw 酒におぼれて心が荒んでいく主人公が猫に暴力をふるうという、愛猫家にはつらい作品。やがて妻も斧で頭を叩き割って殺害。地下室の壁に埋め込んで塗り固める…という、詩的な文体で語られる怪奇幻想小説。

「本能VS.理性 黒い猫について」「アモンティリャードの樽」「告げ口心臓」「邪鬼」「ウィリアム・ウィルソン」といった短編たちをよんで、これは本当に本末転倒なたとえだが、江戸川乱歩の短編を読んでいるようだった。そう説明するほうがわかりやすい。講釈と自身の犯罪の吐露。
「早すぎた埋葬」を読んで「パノラマ島奇談」をちょっと思い出した。

「モルグ街の殺人」はパリの架空の街「モルグ街」の一室で母と娘の惨殺事件。デュパンという探偵が登場する。シャーロック・ホームズに先立つ推理小説の元祖。

だが、犯人の正体がいきなり超クセ球変化球w この話は有名すぎて、自分もなんとなく結末がわかっていた。
だが、本当にそんなことって起こりうる?というバカミスの元祖。

巻末の解説を読むと、日本で最初にポー作品を翻訳(翻案?)した饗庭篁村(1855-1922)は英語ができなかったって知った。
篁村訳「ルーモルグの人殺し」ではポーの序文のような箇所はバッサリカットw 自分も冒頭5ページは読まなくてもいくね?って思ってた。訳者もカットしたいって思ったそうだw

2017年6月15日木曜日

家入レオ「僕たちの未来」(2016)

家入レオのシングル盤「僕たちの未来」(VICTOR ENTERTAINMENT)初回盤を手に入れた。500円だった。
2016年5月11日に発売されたもの。ジャケットの印刷がなんだかキラキラしてる。

東北で旅行中に時間つぶしにBOに入った。何か付録がついていたようなのでついカゴに入れたのだが、トートバッグが入っていた。クリーム色の下地にオレンジの模様。しまった、こういうの自分はべつにいらなかった…。

だが、これを手に入れたことで「わたしの歌」と、「Silly」のライブテイク(2016年2月2日、Zepp Divercity)の音源が手に入った。
「わたしの歌」は初めて聴いた。レコーディングでは家入がタンバリンをたたいてる。
「Silly」はチェロ独奏による前奏から始まるVer.だ。

「僕たちの未来」は元Superflyの多保孝一による楽曲。家入レオの定番曲になりつつある。福士蒼汰出演ドラマ主題歌っていうタイアップがついた曲だったんだな。
そして同時に「Message」初回盤Aを手に入れた。200円だったのでカゴに入れた。
自分は初回盤Bを2013年にJOIN ALIVEの会場物販で買っていたことをすっかり忘れていた。A盤でよかった。これで「心のカ・タ・チ」 (Live at AKASAKA BLITZ 2013.3.17)の音源が手に入った。

Disc2のDVDは「Message」MVとMaking ともに初めて見た。なんでMessageのMVを今まで見なかったんだろう?