2015年7月12日日曜日

「海街diary」のロケ地 ~入間編~

広瀬すずが「海街ダイアリー」で見せたドリブルは世間を震撼させた。1年間コーチをつけて練習するとこうまで上手くなれるものなのか?
この練習シーンは藤沢で撮影されたのだが、試合シーンは鎌倉から遠く離れた埼玉県入間市の武蔵野音楽大学入間キャンパスのグラウンドで撮影された。今回は埼玉県にあるロケ地に行ってみることにした。

私立の音楽大学なので内部に入ることは難しいのかな?と思っていた。だが、この大学の入間キャンパスには誰でも入館できる楽器博物館がある。事前の調査で土曜日は開館しているというので、いつものロケ地探偵友だちと二人で向かった。

大学に駐車場があると思えないので、最初は駅周辺に駐車するつもりだった。だが、土曜日で学生用の駐車場がガラ空きだったし、ゲートや係員も居ないのでとめてみた。警備員常駐の門で「博物館に行きたいんですけど」と言うと広大なキャンパスの地図にマーカーで道筋を示して親切に案内してくれた。私立大学内部に入るには厳重なセキュリティ管理下で許可が要ると思ってたのだが、すんなり入ることができた。地図を片手に、「博物館のついでにちょっとグラウンドに立ち寄る」ていで。

この大学のキャンパスが加治丘陵の斜面に張り付いて建っているので、キャンパス内の坂道の移動がとてもつらい。しかもこの日は今年一番の暑さ。関東地方各地で35℃という猛烈な暑さ。つらい…。
このキャンパスにあるとても立派な音楽ホール「バッハザール」を右に見て石段と坂道を登る。この大学のキャンパス内には循環バスが走っている。それだけ広大なキャンパス。いたるところにオブジェや彫像があっておしゃれだな。だが、土曜だからなのか人がほとんどいない。
途中でヤマユリやきのこを目撃しながらさらに進むと、坂道を下り始める。

 暑さにヒーヒー言いながらやっとたどり着いた緑の芝のグラウンド。
映画の撮影は12月。今回のロケ地訪問は7月。季節が違うとまったく風景も違ってる。暑い。

夏帆とレキシ池田貴史が居た応援席のあった場所はこのあたり。半年経ってアジサイが咲く季節になってしまっていた。
ここでロケをすれば外部の人間の好奇の目にさらされずに撮影ができる。
こんな場所にまでわざわざ出かけて楽しいのかって?う~ん、ぶっちゃけ微妙。だが、もう自分にはロケ地に行くことしか楽しいと思えることがなくなっている…。

ちなみに、武蔵野音楽大学・高校の最寄り駅は西武線の仏子(ぶし)駅だ。ロケバスの中で池田が「アナタはぶし~♪キラキラぶすぃ~♪」と口ずさんだかは定かでない。
で、本日のもうひとつの目的である博物館へ。事務室に「博物館を見たいんですけど~」と挨拶すると事務員の人が電気をつけてくれる。あとは放っておいてくれる。
ナポレオン3世のご婚礼に英ヴィクトリア女王が贈ったという、ナポレオンの帽子の形をしたピアノがそこにある。なぜそんなすごいものが日本に?しかも入間に?!
さらに、このピアノはシューマン夫人のクララ・シューマンに献呈されたピアノ。すごい。
クラヴィコードやヴァージナル、チェンバロ、ハンマーフリューゲルといった歴史上の鍵盤楽器。ウィーンやロンドン、シュトゥットガルトで作られた年代物のピアノ、自動演奏ピアノなどのコレクションがひっそりと保管されている。昔のピアノは譜面台の横にローソクを置く台があったって初めて知った。
2階は和楽器、3階は世界の楽器と民族楽器。すごい数。みんな音楽図鑑とかでしか見たことない楽器だ。客は我々ふたりだけ。

残念ながら楽器でありがながらどんな音がするのかは聴けない。だが、世界中の膨大な数の楽器を見ることができる。

1時間ほど見学して外へ出た。猛烈な暑さになっていた。キャンパスから学生たちの練習する各種楽器の音が聞こえてきた。音楽大学、それは未知の世界だった。
ランチをしたかったのだが、残念ながら食堂は土曜日はやってないようだ。

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