2015年7月7日火曜日

「海街diary」のロケ地 ~海猫食堂へ~

次に江ノ島へ向かった。その前に、映画本編にも登場した腰越小動(こゆるぎ)にある「しらす直売」の金子さんへ立ち寄った。
この場所はフジテレビの海街宣伝番組で広瀬すずが「しらすトースト」を綾瀬、長澤、夏帆にふるまった場所。
だが、人の気配がなく「釜揚げしらす」などは買えなかった。
ここに広瀬すずがいた。まさみがいた。それだけで満足。
ちなみに腰越の小動は太宰治が昭和5年にカフェ女給・田部シメ子と心中事件を起こした場所としても有名。
そして次に江ノ島へ渡る。「ホットロード」巡礼で来たばかりだな。
映画では風吹ジュンが切り盛りしていた「海猫食堂」のロケ地は、観光客でにぎわう江ノ島のはずれにある「文佐食堂」だ。このあたりまでは観光客はまったくやってこない。

この店、事前の調査で開店時間がまったくわからなかった。朝10時半ごろだったのでまったくやってる様子はない。他の商売熱心な店は客引きなどしているのだが、そのへんを写真を撮りながらぶらぶらして過ごす。まだ雨は強く降っている。11時ごろ戻ってみるとシャッターが開いたところだった。

ドアを開けてそこにいたお婆さんに「いいですか?」と話しかけると、困った顔でうすら笑い。さらに奥にいるちょっと若いおばあさんが「さあ、昼ごろ開けるかね」とのこと。どうやら店を手伝ってる人が出勤してきただけのようだ。昼ごろ?アバウトすぎるな。

いったん駐車場に戻って時間をつぶす。12時ちょっと前に店の前へ。中で仕込みをしてる様子は伺えるのだが、まだまだ開店する気配がない…。雨の中、張り込みの刑事のごとく、店の入り口をうかがいながら待機。いったい我々は何をやっているのか…。
12時20分ごろになって待ちきれずドアを開けて、もういいかどうかを聞いてみた。OKが出た。
われわれが席について、しらす丼など注文してビールを飲んで待っていると、どかどかと客が集まりだした。この店は朝から釣りに出ていた人が海から戻ったころに開店するらしい。急ににぎやかになってきた。
店の内部は映画と何も変わっていない。そこに風吹ジュンとリリー・フランキーがいた!だが、撮影時の様子を伝えるものなどは何もなかった。チラシのみが控えめに、セルフ水の場所に貼ってあった。店の人は誰も映画を見ていないのかも。
だが、海街ダイアリーは全巻置いてあった。ひょっとすると、これがロケ隊からの「お礼」だった可能性がある。しらす丼(1000円)、これは普通だったのだが、あさりの味噌汁はあさりが大きくてぷりっぷりでとても美味しかった。
我々が座った席は夏帆とすずが座ったのと同じ席。
壁には「湘南オクトパス」のポスターは…なかった。
江ノ島は野良猫が多い。すきあらば家の中に入り込む。店のお婆さんがすごい剣幕でねこに怒っていてびっくりした。漁師まちでは猫は嫌われる。猫が自分でドアを開けて入ろうとしていたので、開きかけのドアをそっと閉めておいた。
まさみたちが座っていた席はここ。自分は隣のテーブルから眺めながら、まさみと一緒にビールを飲んでることをイメージ。
入り口ドアの左側に鏡と流しがあるのだが、その下にはちゃごちゃといろんなものが何も整頓されてない感じで置かれている。とにかく無造作でカオスw。客のほとんどが常連釣り客と地元民?なので誰も気にしないんだろう。

この食堂は映画を見た人には楽しいだろうと思う。四姉妹がそこにいたことをいきいきとイメージできる。ここは行ってみることをおススメ。ただ、開店時間がアバウトw

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