2017年11月18日土曜日

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら(2011)

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」というタイトルの映画が2011年6月に公開されていた。主演は当時人気絶頂だったAKB48の前田敦子。秋元康総合プロデュースによる劇場公開作。

ずっと完全無視してきた映画なのだが、川口春奈が出てるから見る。

これ、原作本も相当に売れたらしいけど、自分、人生で一度もマネジメントなんてものを学んだことも接したこともない。何だかも知らないw

入院中の川口春奈を前田がお見舞いするシーンから始まる。川口は野球部女子マネージャー。前田は川口に代わって女子マネージャーを引き受ける。そして野球部のダラダラ練習風景。

なぜ女子高生がP.F.ドラッカー「マネジメント 基本と原則」を読むに至ったのか?それは、野球部マネージャーになるには?→マネジメント→街の書店でドラッカーの本をオススメされる…という誤解と偶然による。そうだったのか。その設定を知らなかった。

だが、自分がこれを映画化するなら、冒頭で野球部員たちに「私はドラッカーを原理原則にして君たちを甲子園に連れて行く!」という明確な勝算とプランを訓示するシーンから始めたい。
前田がすでにドラッカーを熟知していてチームを変えていく「ドラゴン桜」みたいな映画にしたい。

野球部マネージャーを引き受けた理由、ドラッカーと出会った理由は回想シーンでいい。でないと初めから全然映画に引き込まれない。
実際グダグダした映画で退屈…。「へえ」と思うこともほとんどない。

夏の甲子園決勝戦前夜に川口が死ぬ。「タッチ」みたい。
野球部員に野村周平がいたのかよ。
だが、この着眼点の高校野球ドラマは新鮮だった。今度は「もし高校野球の女子マネージャーが『孫子の兵法』を読んだら」とか、「クラウゼヴィッツの戦争論を読んだら」「資本論を読んだら」「我が闘争を読んだら」「毛沢東語録を読んだら」とか、どうなるか興味ある。

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