2017年11月5日日曜日

本田翼「土竜の唄 香港狂騒曲」(2016)

昨年12月に公開された「土竜の唄 香港狂騒曲」という映画があるので見てみる。理由は本田翼が出てるから。ただそれだけ。でなければ見ていない。
潜入捜査官だと聴いていたけどヤクザ映画。お正月娯楽映画というジャンル。

マンガ原作があって石原隆製作なのだがフジテレビ臭はあまりしない。三池崇史監督と宮藤官九郎脚本によるハチャメチャなヤクザ映画。冒頭から前作を派手目におさらい。

宮藤官九郎の脚本作にはちょくちょくヤクザが出てくるな。なんでヤクザ映画ってこんなにメジャーな扱いなんだろうか。

共通の敵としてさらに凶悪な中国マフィアを登場させる。だから香港が舞台になるわけだが、香港に移動するのは1時間15分後。香港は人身売買の舞台。
本田翼は開始35分あたりでようやく登場。岩城滉一組長の清楚な娘。「奇跡の処女」にして「とんでもないじゃじゃ馬」という謎の役で、どM男子が歓喜するようなキャラ。

「ねえ、その子誰?」本田、修羅場とか声がすごく低くなる。ああ、本田翼に圧迫されたい!

「アタシのバージン奪えるのアンタしかいない」生田斗真の股間に騎乗して腰をぐりぐり動かすカーセッ○スシーンとか、いくらなんでもアナーキーでカオスすぎる。
「なんか当たってるけど」こんなん劇場で見たばっさーオタはショックだったに違いない。なんでこんな役受けた?
あと、これまでの恋の回想シーンはアニメ表現でなく普通に撮れ!って思った。ほんとにCGアニメぶっこんでくる邦画ってウザい。

菜々緒はアクションシーンがあったりかっこいいかもしれないが、便所ずっぽんシーンは酷い。仲里依紗にしてもパンツまる出しで股間にクローズアップされたり酷い。

本田翼お嬢様救出シーン、ポン刀振り回して襲ってくる中国マフィアに素手で対処できるわけがないw 人身売買ショーのシーンとか、トラがラスボスだったりとか、三池監督でクドカン脚本のC級娯楽コメディー作品だからって納得しないといけない。
面白かったか?いや、あんまり…。
本田はピンクのスポーツカーのハンドル握ってるシーンがあるけど、未だに運転免許を持っていると確信できるシーンは見ていない。

あと、人身売買される中国娘役で久松郁実が出てる。それ、見るまで知らなかった。

ヤクザたちが神殿のごとく立派な会議室なのに対して、警察組織は段ボールが積みあがったしょっぼい会議室。スーパーエリート(瑛太)が何が悲しくて親方日の丸公務員で働く?と思ったら裏があった。警察もヤクザ並みに不気味な組織。

暴対法・暴対条例の「使用者責任」を説明するアニメーションは見ていて非常に違和感を感じた。見るからにヤクザの下っ端が、買い物帰りの主婦(サザエさん)を道端でいきなり包丁で刺し殺す。なんだこれ?どういう意図?

0 件のコメント:

コメントを投稿