2018年5月6日日曜日

ケトル vol.42 長澤まさみ大特集号

あと1か月で31歳になる長澤まさみが今、キャリア史上で最も女優として注目されている。そのタイミングで太田出版のカルチャー誌「ケトル」VOL.42 2018年4月号が長澤まさみ特集号を組むというのですぐに買い求めた。

発売日にそのへんにあるTSUTAYAへと出向いてみたのだが、店内を探し歩いてもなかったので、某コンビニの取り寄せサービスを利用した。

長澤まさみほど誰でも知っていて、実は何も知られていない女優も珍しい。美容ファッション誌の表紙もサブカル誌もなんども表紙を飾ってきたまさみだったのだが、今までこういった長澤まさみ特集号がなかったことが不思議。

表紙に「ついに!長澤まさみ特集」「長澤まさみが大好き!」「30歳を迎えた彼女が『今が最高に楽しい!』と断言できる理由」「本人インタビュー『これまでは長い助走期間だった』『仕事で大切なもの』から『そば派?うどん派?』まで 長澤まさみの"今"を探る100の質問を聞いてみた」とある。

自分の期待は大きかった。かつてまさみが表紙を飾った「BOMB!」「クイックジャパン」に匹敵する1冊になってくれるのでは?と。

約半分のページが長澤まさみに関するページ。主に関係者による長澤まさみ証言。大根仁カントクほか、まさみと仕事をしてきた人の長澤まさみ評など、これまでなんとなく他の場所でも目にしていた人たちで、それほど意外性も新鮮さもない。

これまでのまさみ出演作ディスコグラフィがコンプリートということだが、残念ながらWikiを読めばわかることだ。できることなら監督やプロデューサー、共演者あたりのインタビューも引っぱってきてほしかった。
長澤まさみヒストリーも内容が乏しい。初めて目にする貴重な図録とかほしかった。

台湾での長澤まさみ人気を現地調査したそうだが、これも内容が乏しかった。それほどオタという気もしない自称ファンのコメントを引っぱってきただけ。
自分は常にどこかで「自分よりも長澤まさみに詳しい人が他にいないか?」と注意しているのだが、ラジオパーソナリティー時代の発言や過去のすべてのトピックまで研究しているというまさみオタは、結局見つかっていないw

「プリンをつくろう!」と「器を買おう!」「まさみ餃子再現」といった企画はよかった。
梅干好きで有名なまさみのために「おすすめの逸品」を選ぶとあるが、まさみが梅干好きと知ってる人はローティーン時代からまさみオタなのでは?

「おっ?!」と思ったことを以下に書きだす
  • 鈴木杏は高校時代まさみが住んでいた中野坂上のマンションにテスト前によく泊まりに行っていた
  • 本谷有希子によればまさみの演技には細かい音階があって自由に操っている
  • 30歳現在のまさみの好きなテレビ番組は「世界の果てまでイッテQ!」
  • 好きな歌手はテイラー・スウィフト
  • まさみが初めてミュージカルにあこがれたのは中学時代のルームメイトで事務所の同期・大塚千弘の「シンデレラストーリー」を見て。(まさみの口から大塚千弘という名前が出るのはかなりひさしぶりなのでは?)
  • まさみは今も緒形拳からの「大きくなりなさい」という助言を忘れていない

ぐらいだったかな?w まさみに100の質問というけど、それほど注目するような回答はなかった。結局まさみは自分のことをあまりさらけ出したりしない。

実はまさみは10代のころからかなりの回数プライベートで海外旅行している。まさみは自分でホテルやレストランの予約も電話でできる。このへん自分はあまり把握できていない。これまで渡航した国のこととかも聞きたかった。
あと、堀越の同級生たちの話も聞いてみたい。後輩のPerfumeの3人にも。

でも、今のまさみに自分みたいなハードオタを満足させるようなマニアック本とか必要ないな。今までほとんどまさみを知らなかった層へ向けたまさみ啓蒙書が必要だったと考えればこのイシューは価値が高い。

次は早いとこ「情熱大陸」とかドキュメンタリー企画をやってほしい。あと「チャイ飲む?」以来2冊目のフォトエッセイとか待ってる。

こういうのもなんだが、結局自分が一番まさみを愛してるとしか思えないw

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